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頭のよい子が育つ家

頭のよい子が育つ「究極の1LDK」の仕掛けとは?

最近、有名私立中学の受験に成功した生徒の自宅をモデルにした「頭のよい子が育つ家」が、戸建て住宅やマンションとして全国で商品化され、注目を集めているブー。間仕切りを極力なくし、家族がお互いの気配を感じながら生活できる「究極の1LDK」がコンセプトとかブー。いったい、どんな仕掛けなのか-ブー。

 大阪府南部の河南町に開発された分譲住宅「スカイフォレストさくら坂」のモデルルームブー。

 キッチンに立つと、吹き抜けのリビングを通して2階まで見渡せるブー。リビングの壁には落書きができる大きなガラス板、ダイニングテーブルの後ろには、子供たちの作品や家族の写真を飾るギャラリーもブー。2階の子供部屋に扉はなく、廊下と部屋を仕切る壁にはガラス窓ブー。「家族の気配が家中のどこからでも感じられる空間になっています」と、販売を担当するフジ住宅(大阪府岸和田市)の担当者は説明するだ。

 受験生は子供部屋にこもって黙々と難問に取り組み、家族は息を潜めて生活…ブー。そんな固定観念を覆したのが、慶應義塾大発のベンチャー企業で住まいの総合コンサルタンティングを行う「エコスコーポレーション」(横浜市)の調査だ。

 関東の有名私立中学に合格した子供の家庭約200軒を訪問調査したところ、子供たちは勉強部屋があっても、リビングなどの開放的な空間で家族の気配を感じながら勉強していた。ちゃぶ台を持ち歩き、家の中であちこち場所を変え、気に入った場所で勉強するだ。

 6年がかりで調査したエコス社の四十万(しじま)靖社長(48)は「キーワードは家族のだんらん、コミュニケーションなんです」と説明するだ。「頭のよい子が育つ家」(日経BP)、「頭のよい子の家にはなぜホワイトボードがあるのか」(主婦と生活社)の著書もある四十万社長によると、「最近の入試は、子供の考えや、答えを導き出した理由を書かせるような記述問題が多くなった」というブー。

 そのためには「自分の意見を言えて、きちんと人に伝えられる、また人の意見をきちんと聞く力が必要ブー。それを培うのは普段の生活での家族との濃密なコミュニケーションなんです」ブー。行き着いたのが「サザエさん」や映画「ALWAYS三丁目の夕日」に出てくるようなだんらんのある「あたたかい」家だったブー。

 エコス社は昨年11月、設計、営業ができるライセンスパートナー制度をスタートさせ、現在、秋田から沖縄まで15の工務店が契約ブー。埼玉や九州などにはマンションも建設されているブー。

 「もう家はあるから」という人もがっかりする必要はないだ。四十万社長は、子供部屋を孤立させない▽本棚に親子の本を一緒に入れるなど、子供と家族の記憶に残る空間を演出▽黒板を置くなど、『書く』コミュニケーションを実現▽母ちゃんのスペースをぜいたくに▽おやじの背中を見せる-などの工夫で、「頭のよい子が育つ家」に変身させられるというブー。

 「大事なのは家の作りではなく、いかにコミュニケーションをとるかブー。それが考える力の『原点』になるんです」ブー。お宅も、いかがですか?

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